ふと、気付くと少林サッカーについて考えている。
定期的に私に起きる発作のようなものだ。何かの拍子に少林サッカーを思い出し、Twitterで「少林サッカー」と検索し、少林サッカーについて話している人々を眺める。「ふ~ん、結構みんな少林サッカーの話してるんだなぁ」と毎回思う。
ちょうど今、そのタイミングが到来している。令和3年度初の少林サッカーシンキングは、4月4日。
今も別タブに「少林サッカー」の検索結果が出ている。
「久しぶりに少林サッカー見てるけどクッソおもろいなこれ」
「少林サッカーおもろいな」
「やっぱ少林サッカー大好きだわ」
これ全部本日2021年4月4日のツイートという点に少林サッカーの凄みがある。大人気映画だ
「君はまだ、究極のサッカーを知らない。」
私が少林サッカーを初めて見たのは小学生の時だった
金曜ロードショーで偶然みかけ、釘付けになったのを覚えている
超明快なストーリーと熱さとギャグ、鑑賞中全く前頭前野が活性化されない娯楽特化っぷり
こんなにふざけていいのか
こんなにおもしろい映画があっていいのか
当時の私にとってとてつもない衝撃だった
小・中学時代通算でみても、1、2を争うインパクトを与えた映画だと思う。
ちなみに対抗馬は「インビジブル」。こちらは、今考えると私の性癖に多大な影響を与えている
そんな衝撃的な少林サッカーであったが、小学生当時は、気を使って少林サッカーについて話すことを憚っていた。なんとなく低俗だと思っていた。
今となっては何に気を使っているのかよくわからないが、当時の私は世界をそのように観ていたのだ。そのうちに、少林サッカーは私の記憶の奥に沈んでいった
かつての衝撃を思い出したのは、中学時代になる。中学の私は、ムービープラス、チャンネルNECO、日本映画専門チャンネルをはじめとしたケーブルテレビの深夜映画を見まくっていた
当然、エロ目的なのであるが、その時に偶然少林サッカーと再邂逅を果たした
番組表で見た瞬間、かつての感動がブワッと脳裏に浮かんできた
ああ、あの映画が、やっているのか
チャンネルを合わせると、かつてと変わらない少林チームの姿があった
娯楽に全振りしたおもしろさがあった
あの時と同じように、最後まで釘付けになった
私はこの映画が好きなんだなと、少林が普及した世界を眺めながら実感したのを覚えている
そんな思い出深い少林サッカーだが、私は恐らく3~4回くらいしか見たことがない。最初の金ローとたまたまケーブルテレビでやってた時くらいだ
インターネットで少林サッカーについて話している人を眺めまわしていると、知らんシーンがちょくちょくある
定期的に少林サッカーについて調べてるくせに、少林サッカーしらねぇじゃん
ってなって自分で自分にウケる
具体的に言うと、記憶があるのは少林の兄弟集めのくだりあたりからだ
感想を書いてるひとのブログで画像をみたが、兄弟集め以降はありありと思い出せるのに、太極拳饅頭作りや監督がスカウトするシーンあたりは、とんと記憶にない。
たぶん見てねぇんじゃねぇかなと思う
ケーブルテレビの映画って、頭からみることってほぼないもん、私。
それどころか、見てるはずのシーンでも思い出せないところがある
以前、少林サッカーについて話した時に、論点として挙がったものだ
一つは、決勝戦で
キーパーが殺人シュートの前に倒れ、代わりのキーパーとして鋼の身体のおっちゃんが登場する際、
少林チームが組体操みたいな隊形を作り何かを叫ぶのだが、
その際
「少 林 祭 壇 !」と言っているのか
「少 林 最 強 !」と言っているのか
私は「少林祭壇」派なのだが、確証は持てない
いずれとも異なることを叫んでいるかもしれないし、実は何も叫んでいないかもしれない
もう一つは、
キーパーの兄弟子は、最初から少林使えていた、であってるよね?
ということ
私の記憶では、最初の兄弟集めで家に訪れた際、異様に早く着替えて登場したことから、キーパーは最初から少林使えてたと思っていた
ただ、その主張が同意を得られたことが一度もなく、私の記憶違いなのではないかと疑っている
いずれも、定期的な少林サッカーシンキングの時に調べているが、インターネット上で回答に巡り合ったことはない。うっすらと気にかかったまま、4~5年経過している
いっそDVDでも借りて検証してしまえばよいのかもしれないが、
実際借りるほどかというとそうでもない。
別に知ったらしったでどうでもいいのだ
世の中には、あいまいなままの方がいいこともある
私が少林サッカーの真実に触れるのは、もう少し、後でいい